スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

プリウスPHVレポート5:標高差1000mでの回生電力

プリウスPHVモニター使用5日目。
3月20日の祝日は長野県の車坂峠まで車で行き、雪山登山で篭ノ登山(2227m)に登ることにした。

120320takamine8.jpg



車坂峠は標高1973m。冬期通行止めにもならないので、
この時期としては最も高い標高まで車で行ける場所の一つだろう。


コースタイムは夏の無雪期で登り2時間10分。下りは1時間50分の計4時間だが、
今は積雪期で、アイゼン、スノーシューとなるので、


多少時間が多めにかかり、休憩や撮影など入れて5時間30分程度だろうか。
早朝出来るだけ早めに出発し、途中の休憩はなるべく手短に、温泉など寄ると帰りも遅くなりそう。


EVはモビリティとして走行時に化石燃料を消費せず、排気ガスを全く出さない
という大きな魅力があるが、


このような状況では現状、航続距離と充電インフラに左右されやすいEV
より、ガソリンに頼りつつも、その消費を最低限に抑えるハイブリッド車の方が制約を受けにくい。
それが昨年、車の買い換えにともないプリウスを選んだ理由だった。



今回のプリウスPHVでの調べたいのは

・高速燃費、高速道路での走行フィーリング

・車坂峠からの標高差1000mで、どれだけの電力量を回生出来るか。

・通常の山行目的での使用で、いつもの30型プリウスとの違い


が目的だ。


周回コースとして、圏央道あきる野IC→上信越道佐久IC→車坂峠→佐久市内立ち寄り1箇所
→国道141号線野辺山→中央道須玉IC→中央道相模湖IC→国道20号大垂水峠


となり、走行距離は合計400kmを越える。
しかも登山もあるため、


ドライブ自体はなるべく、長距離でもストレスを感じさせない車の方が良い。
私が普段乗る30型プリウスにも長距離で疲れないため様々な工夫をしている。


ルートは以下の通り

120320takamine1.jpg




上記のルートで標高データは以下の通りだ。

120320takamine50.jpg


車坂峠までは概して上り


車坂峠からは大きく下って、佐久市内まで下りた後、野辺山まで再び上り。
野辺山から甲府市内まで再び大きく下り、笹子峠、大垂水峠とまたアップダウンがある。





出発は朝5時、満充電でEV走行可能距離は20.2km

120320takamine25.jpg


あきる野ICまでは20kmほどなので、EVモードの電気だけで行けるかなぁと思っていたら
エアコン暖房OFFでも電力の消耗が激しい。


途中アップダウンがあり、スピードも出やすい片側2車線バイパス国道、

しかも信号でも適度に止められ、早朝なので飛ばしている車も多く、必然的に流れが速くなる。
このパターンでは通常のプリウスでも燃費は伸びないが、

やはりPHVのEV走行でも電費的にはハードなようだ。





結局18kmほど走行した時点で、電気を使い切り、
エンジンがかかり、通常のHV車になった。

120320takamine2.jpg

燃費も、20kmほどの時点で、これまでの表示99.9km/リットルから64.3km/リットルに。





あきる野ICから圏央道に乗り、関越道に合流。

だいたい時速100kmで走行。
30型プリウスの高速燃費は100kmより90km
それよりも80kmの方が燃費が伸びることは知っていたが、


日帰りの場合、朝の往路はどうしても100kmまで速度が上がってしまう。

登山が目的だから、出来るだけ早く登山口へ移動したいのだ。
途中寄居PAでコーヒー休憩のみ。

120320takamine4.jpg



上信越道からは妙義山から真っ白に雪を抱いた浅間山も見えた。

120320takamine5.jpg


※カメラを据え付けてリモート撮影。





高速を下りて佐久市内のコンビニで朝食。
山で食べる昼食もゲットする。


120320takamine6.jpg


この時点での燃費はメーター表示24.5km/リットルに。
最初の18km分だけ多少通常のプリウスより良いか。


併走して比較した訳ではなく、あくまでも推測として
通常のプリウスだと23km/リットルほどだろうか。




そして車坂峠へ。

120320takamine7.jpg



今回、普段使っているスタッドレスタイヤに交換して臨みたかったが、
諸事情で厳しく、普段積んでいるチェーンを車に積んで持参した。


※山ではスタッドレスタイヤ+チェーンでないと走行出来ない状況もあり、
私は普段からスタッドレスタイヤの他にチェーンも携行している。


ところが道は峠まで、気温こそマイナスなものの、だいたい綺麗に除雪され乾いていた。



八ヶ岳をバックに気持ちの良い道が続く。
120320takamine9.jpg



PHVは通常のプリウスより40~50kgほど、電池の容量が大きい分、重いが、
高速道路も含め、それほどの違いには気付かなかった。




車坂峠8時49分着

120320takamine10.jpg


峠までは急な登り一辺倒なので、
さすがに燃費も落ちて20.7km/リットルに。


純正ナビはタッチパネルの感度が、普段使っているパナソニック製に比べると劣るが
このような1分間燃費で、30分前までさかのぼって表示する機能もある。


120320takamine11.jpg



冬用登山靴ザック、カメラ、ストック、スノーシューなど
出発準備して9時30分に登山開始。


120320takamine14.jpg




撮影をしたりで篭ノ登山に12時20分着。

120320takamine12.jpg


途中から雪が深くなり、スノーシューが役立った。
前方手前の山は水ノ塔山で、黒斑山の先に浅間山。


下山は往路と同じ水ノ塔山の稜線を歩いて下りる。
帰り途中、標高2000mの秘湯、高峰温泉に浸かる。


120320takamine13.jpg


15時45分、車坂峠からいよいよ下り始める。
この時点でのバッテリー表示は目盛りが刻まれ、km表示がないハイブリッドモードの状態だ。


120320takamine16.jpg




標高差1000mの下りでどのくらいのエネルギーを回生できるか、が最も気になるところ。



通常のプリウスだと峠の手前でEVモードスイッチを押して、モーター走行で
駆動用バッテリーをレベル2まで落としても、200~300m下ると満充電となり、


その後はどういう訳か、エンジンがかかってしまう。
つまりエネルギーをムダに捨てていることになる。



下り始めて直ぐに回生ブレーキで充電を始め、直ぐにEVモードに移行。
下りるほど「EV走行可能距離」もどんどん伸びていく。


路面もドライで問題なく下りられた。

120320takamine17.jpg


回生ブレーキは、これまでの30型プリウスでは低速走行だと回生しづらく、
高速走行だと強めにブレーキを踏むとすぐに、ハイブリッドシステムインジケーターで
チャージ(充電)を示す「CHG」がいっぱいに振り切れてしまっていた。



プリウスPHVは低速走行は違いが特に感じられなかったが、
高速走行での回生ブレーキが、ブレーキペダルを強めに踏んでも振り切れにくくなっているように感じた。



その後も回生充電を続け、なんと標高差1000m、浅間サンラインまで下った時点で15.7km分の
EV走行可能距離分を充電してしまっていた!!!

これはスゴイ!


バッテリー目盛りの状態から容量の約3/4、2.22kwh分ほどの発電量に相当するようだ。

むむむ。と正直驚く。


120320takamine18.jpg




ナビ画面で見てみる。毎分燃費が3~4分前は40を切っているが、
アクセルを踏んでなくても、エンジンがかかってしまったことによる。


120320takamine19.jpg



通常のプリウスの場合、一般道ではちょくちょく止まるエンジンだが、
高速では基本的にかかりっぱなしだ。

だいたい時速72~75km以上だと、
アクセルを緩めたとしてもエンジンがかかっていることが多いようだ。



日産のフーガHVはリチウムイオン電池を搭載し、高速道路でもエンジンが止まるとのこと。
プリウスPHVもリチウムイオン電池なので、この辺りは改善されているかなぁと期待したが、


さすがにこの点に関しは、基本的に通常のプリウスと同じようだった(^^;)



20型から30型になり、排気量のアップなどから、高速燃費は向上したと聞くが、


それでもまだ、下道の一般道の方が燃費が良いので、
高速燃費はさらにテコ入れしてもらいたいところ。





さて佐久市内で1箇所、薪ストーブの展示販売の店に立ち寄る。


120320takamine33.jpg



その後は佐久市街地を抜けて、国道141号線を野辺山へ。






全体的に下り基調だったこともプラスしたが、EV走行距離が伸びて、回生充電した分の電気を使ったため、
結局エンジンがかかったのは238km地点、25km分はEV走行できた。

120320takamine20.jpg





その後、途中、夕食休憩を挟み野辺山までは国道141号を上り。


須玉ICまでは標高差950mの下りだが、車坂峠ほど急ではなく、途中1箇所上り返しもあるため
回生充電した電気を使って登る。

中央道の須玉IC手前まで、回生量は10.9km分となった。

120320takamine31.jpg




この先の中央道は走行頻度が高く、私にとっては山に行くいつもの通勤路線のような存在だ。

プリウスPHVは高速道路ではHV走行を勧めている。






そこで、EV走行可能な電池容量は温存しておいて、HVモードの切り替えスイッチを押して
HVモードで中央道を走行する。通常の30型プリウスではマネしたくても出来ない芸当だ。



中央道は80~90kmで走行。

120320takamine32.jpg


途中の釈迦堂PAで撮影

走行フィーリングとしては通常のプリウスとほぼ同じだった。




相模湖ICで下りた後、一般道は再びEVモードにして走行して、
電池容量はしっかりと使い切る。




結局いつものガソリンスタンドで給油した時点で


モニター表示、走行416km 燃費26.8km/リットル
給油量16.95リットルとなった。


120320takamine30.jpg




もし、通常のプリウスだったら、おそらく感覚的に25.5km/リットル程度か?


プリウスPHV、走行距離20km未満の通勤、買い物、送り迎え、チョイ乗りでは実質的にEVとして使えるが、
遠出や、峠道でもエネルギーを無駄なく使えるなど、十分な利点があることがわかった。









関連記事
スポンサーサイト
23 : 18 : 18 | PRIUS HV PHV EV | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<プリウスPHVレポート6:ソーラーチャレンジto高尾山 | ホーム | プリウスPHVレポート4:充電スポット難>>
コメント
こんにちは。車坂峠のレポート、興味深く読ませて頂きました。

日産フーガはHVでも、遊星ギアを使ったプリウスのTHSとは全然異なる方式(1モーター2クラッチ)なので、高速走行中にクラッチでエンジンを切り離してモーターだけでEV走行をする機能があるようです。(乗ったことは無いので耳学問…)

プリウスは30型/PHVとも遊星ギアを使ったクラッチ無しのシステムなので、高速ではHVモードでアクセルを踏む限りエンジンを停止することは構造的に出来ないはず。

EVモード以外で、高速走行時にエンジンが止まりEV走行になるのは、アクセルを踏まない状態やブレーキを踏んで回生制動が掛かった状態のいずれかだけだと思います。

ところで、私もKAZさんの情報から"滑空"なるものを知り、今日は浜松から川崎に帰る途上で色々と試してみました。こういった運転は初めてでしたが、少しは滑空も出来たと思います。

あと、ネットでその辺の情報も読んだんですが、プリウス・オーナーの方々のエコドライブ知識や技術は凄いなと感心しました。
by: tm256 * 2012/03/25 22:20 * URL [ 編集] | page top↑
Re:
こんにちは。コメントありがとうございます~。

KAZはメカ的なことはそれほど詳しい訳ではないのですが(^^;)

フーガHVは結構評判良いみたいですが、なにぶん高くて台数も出ないのでネットの情報も少なく
実際のところ良く知らないのが実情です。

それとノーマルの30型プリウスの場合72~75km以上でアクセルオフでもエンジンが止まらないのは、エンジン保護回路か何かが作動するからと聞いたことがありますが、その辺も詳しいことは分かりません(^^;)

プリウスの場合20型からのオーナーは燃費マニアが多いようですね。

ツワモノは無給油で1000マイル(1600km)の走行記録を持つとか!

by: kaz * 2012/03/26 01:24 * URL [ 編集] | page top↑
30型のガソリンタンクは45Lですかね?
そうすると1600km/45L=35.6km/L。

プラグイン無し、しかもNi水素電池のノーマルプリウスでこの燃費を出せるのは凄いですね。。。

プリウスPHVなら、私でもこの程度の燃費は出せそうですが。
by: tm256 * 2012/03/27 04:16 * URL [ 編集] | page top↑
30型のタンクは45Lです。ただ20型はパイプなど含めると58Lくらいまであるようです。「超満腹給油」での1000マイルは20型での記録が、多いようです。

とてもマネできませんがこのような事例も(^^;)
http://autoc-one.jp/toyota/prius/special-882051/
by: kaz * 2012/03/27 08:35 * URL [ 編集] | page top↑

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://araikazuya.blog97.fc2.com/tb.php/950-f954ba80
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

kaz-arai

Author:kaz-arai
山岳、植物、自然科学、環境系の各種媒体を中心に、撮影、執筆をはじめ広く活動しています。
多摩丘陵の自然豊かな里山に住んでいます。
HP「新井和也フォトギャラリー」では作品を始め、出版物や機材装備インプレッションなども行っています。是非いらしてくださいね。

最新情報はFaceBookでも発信しています。ご気軽に申請どうぞ。

リンク

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

Amazon商品一覧【カテゴリ別】

オススメ新刊本

最近のトラックバック

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitter

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。