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旭山動物園:オオカミ

旭山動物園で見たかった動物の一つがオオカミだった。
北米大陸に生息するのシンリンオオカミが飼育展示されていた。


120105asahiyama13.jpg


見た目の印象はシベリアンハスキーやアラスカマラミュートのような犬に似ていた。
前足などに細かい違いがあるらしいが、
山で実際に見かけても犬かオオカミか分からないかもしれない。

※あまりほ乳類には詳しくないという前提で言っています。

4~5匹飼育されていて、
黒い個体と白っぽい個体がいるので聞いて見たら



毛の色の違いは個体差だけとのこと。
北米では主にシカの仲間を集団で狩りをして捕食するとのことだが、


さすがに動物園では生きたシカまでは与えていないらしい。




120105asahiyama9.jpg



旭山動物園は、動物のことを学んだ研究者や、
専門家が多く、展示方法や、展示説明にも工夫が凝らしてある。




もっともだあと感じた説明があった。


120105asahiyama11.jpg



下記に転載したい。



エゾオオカミの絶滅

~北海道の原罪~


~共生から敵対~

明治維新がおき、ちょんまげを捨て、欧米の価値観で近代化の波が
押しよせてきました。維新の翌年1869年、蝦夷地が北海道に改名され

本格的に開拓が始まりました。森は切り開かれ、道路・鉄道・炭鉱・工場
そして牧場が広がりました。食料・毛皮を求め、エゾシカも大量に捕獲しました。

エゾシカを主食としていたエゾオオカミは牧場の家畜をおそうようになりました...。
アイヌ民族とは「共生関係」にあったオオカミは、本州から渡ってきた人間とは
利害の対立する「敵対」関係になっていきました。


~絶滅へ~

政府は1876年から懸賞金をつけてオオカミの駆除を奨励しました。今のお金にすると、
1頭につき10万円くらいの賞金です。1888年まで続いたこの政策で、記録に

あるだけで1500頭あまり、記録にない数も含めると4000頭くらいが殺されたと
考えられています。銃や毒薬(ストリキニーネ)を使い駆除されていきました。

1879年の大雪でエゾシカの大量餓死も重なり、エゾオオカミは生きるすべを失い、
急速に数を減らし、1896年、毛皮の取引を最後に記録がなくなり、
1900年ごろ絶滅しました


~害獣~

私たちの生活が「豊か」で「幸せ」になると、オオカミが害獣と呼ばれエゾシカが
害獣と呼ばれるようになりました。

私たちはどんな未来を描くのでしょう?
未来に何を残せるのでしょう?
もう遠吠えは聞こえない...。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



kazは北海道・知床から南アルプスまで、シカ食害の取材も行ってきました。


北海道でも、最近はエゾシカが全道で50万頭とも60万頭とも言われ、
農林被害は2010年に50億円を超え、


激増したシカにより交通事故も深刻化。


もちろん自然生態系へも、食圧に伴う生態系の異変は、
積雪が少ない道東地方の知床や阿寒など、かつての東部エリア中心から


最近では夕張山地などを始め、道央など西部の多雪地まで広がっています。


蛇紋岩地で希少種が多い夕張岳でも、
山頂付近の高山帯までシカが進出し、
電気柵を張ったとのこと。



かつて、明治期から戦中戦後にかけての食糧難の時代、
人々はそれでも山からの恵みとして、シカやイノシシを狩猟して、
貴重なタンパク源として食べていた。



時代は変わり、外国から安価な輸入肉も簡単にスーパーで手に入る時代になり、
シカなど獣肉を食べなくなった。


飽食の時代になり、人間が生活の糧としての山との関わりが薄れ、
かつてのオオカミが果たしていた、シカの個体数の調整をしなくなってしまたと思う。


オオカミ再導入論も最近は聞かれるが、
今の「捕食者なき生態系」は生態系ピラミッドとしても成り立たず、
限界に達していると思う。



我々はオオカミを放すべきか。
正直、実証実験などの結果もないうちではkazは結論はわからない。


もし再導入しない場合は、シカの個体数管理と、
食肉など有効利用について、人々の意識を根底から変えるほどの抜本的な改革が必要だろうが、
今の捕獲管理体制では到底無理だと思う。


一つ確実に言えること。
少なくともオオカミ再導入論も含めて国民的議論を起こして、話し会わなければならないほど、
状況は深刻化していると思う。





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