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東日本大震災:被災地訪問&ボランティア活動

3.11東日本大震災

kazはこれまでにモンベルのアウトドア義援金などを通して募金を行ってきたが、


実はまだ被災地を訪れたことがなかった。
被災した親戚や友人はいなかったものの、


「まだ直接訪問したことがない」
が心の奥底で引っかかるものがあり、


「今更」という声を承知で、訪問してボランティア活動に参加することにした。


12月14日、まず宮城県石巻へ。
北上川の河口にある大川小学校


全校児童108人のうち、津波で74人が死亡・行方不明となった小学校だ。
同じく子供を持つ親の気持ちとして現場を訪れたいと思っていた。


廃墟同然の校舎の前に立つ慰霊碑と鎮魂の彫刻。
多数の花束や線香に囲まれて、親が天国にいった子供に書いた手紙が添えてあった。
読むうちに自然と目の焦点が霞む。
涙を流さずにはいられなかった。


「このような悲劇が二度と起きないでほしい」
と、教育に関わる立場の人であれば、

一度は訪れて祈りを捧げるべき場所だと感じた。

111219minamisanriku14.jpg



次に海沿いを北上して南三陸町へ入った。


海に面した地形によってよって被害の大きさは異なるようだ。
湾内の奧にある平地は特に被害が甚だしい。

111219minamisanriku2.jpg





南三陸町は特に津波の被害が特に大きく、市の中心部、志津川地区は壊滅状態だった。

111219minamisanriku3.jpg



奥に見える建物が市役所の防災対策庁舎で
津波が襲う直前まで防災放送で避難を呼びかけた
若い女性職員が屋上まで達した津波の犠牲になったという。


上を振り向けば

111219minamisanriku4.jpg


4階建ての公立病院の4階部分の窓さえ割れている。
後の調査で来襲した津波の高さは16m。


正直なところ16mと言われてもピンと来なかったが、
この4階建ての建物を見ると


「高すぎる...」
巨大津波の恐ろしさに言葉を失うほど。
しばらく、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった。






プレハブの仮役場は市中心部から少し離れた高台にあった。

被災地支援のために送られたEVのアイミーブもあった。

111219minamisanriku13.jpg



震災直後のガソリンの入手困難の時には

太陽光発電で発電した電気を充電して走行するなど役立ったに違いない。





ボランティアの受付は仮役場の隣にあるボランティアセンターで受付している。

111219minamisanriku10.jpg


基本的に年末年始以外は、毎日、1人、1日単位から受付している。
朝8時30分までに来て受け付けに記入するだけでよい。


この日の作業は午前中は町の中心部から離れた、
廃校となった中学校に保管されていた、支援物資(毛布)が詰まった段ボール箱を
体育館に移動するというもの。


グラウンドの敷地は仮設住宅となっていた。
校舎は取り壊しが決まっているという。
取り壊して仮設住宅を建てるのだろうか。


111219minamisanriku1.jpg


朝は気温が氷点下になり冷え込んだが、
日中は天気になり、動くと体が温まる。


この日の参加は10名。
高速バスを乗り継いで来たという20歳代の若者から
50~60代まで全国から、1日~1ヶ月という単位で参加するために来ていた。


300箱ほどの毛布の箱を移動し、
次に携帯カイロが詰まった箱50箱ほども移動。



見て感じた限りでは
どうも支援には物資は一通り行き渡り済みであり、
今後は、被災者の新しい恒久住宅や職業など
生活再建の方が重要のようだった。



午後からは町中心部、志津川駅から公立病院周辺でガレキの片付け作業となった。

111219minamisanriku11.jpg


燃えるゴミ、ガラス、外壁材、金属、思いでの品々などに分類する。
廃車などはさすがにすでに片付けて移動されているが、


ガレキの分類はまだまだ進んでいない場所も多かった。




気仙沼線の駅も駅舎や橋は全て流され、廃墟と化していた。

111219minamisanriku5.jpg



外されたレールの曲がり具合
津波の力のエネルギーには驚くばかり。

111219minamisanriku6.jpg



ボランティア活動は基本的に9時から15時までだった。


ボランティアセンターでこのような、被災地復興義援金付きのTシャツが
3000円で販売されていたので1つ購入する。

111219minamisanriku9.jpg




「絆」きづな...今年の漢字にもなった言葉だ。

111219minamisanriku15.jpg



一方、被災地の復興活動も少しづつだが、進んでいるようだった。
商店街や住宅はまだまだだだが、


震災、津波来襲で寸断された道路、や電気などのインフラは
再び整備され始めていた。

111219minamisanriku7.jpg



信号が設置されたばかりの交差点。

まだこれからの場所では、他県から来た警察官が手信号で誘導していた。





コンビニも仮店舗で営業していた。

111219minamisanriku8.jpg


この他、果物屋、ランドリー、床屋など
町の中心部でもプレハブで仮営業している店舗もあった。




石巻から南三陸町までの海岸沿いの国道も橋が1箇所失われていたが
迂回路があり通行可能だった。


途中の神割崎というちょっとした観光立ち寄りポイントでは


海に下りてみると三陸の美しいリアス式海岸が垣間見れた。

111219umi1.jpg


津波の爪痕は分からず。
海岸断崖地形では津波の痕跡もわずかのようだ。



もっとも崖地形に生えていたクロマツなどの植物が1本や2本流出した
かもしれないが、これは太古の昔から営まれてきた、


植生の破壊と再生に過ぎないのかもしれない。

海に近づくと、海の水はすでに綺麗に透き通っていた。

111219umi2.jpg


「海は以外と早く回復した」
と耳にしたことを思い出す。


南三陸町の海沿いの岬地形に立つホテル「観洋」
も営業をしていた。

南三陸ホテル観洋


今度は家族を連れて、
被災地復興支援を兼ねて、このような宿泊施設に泊まり

三陸海岸の海を訪れるのも良いかもしれない。




巨大津波など、想定を超えた自然災害の恐ろしさを見て
防災意識を学ぶという意味でも、


被災地で復興支援を通して
今後の自分の活動、考えを見つめ直す意味でも


今回、短い時間だったが石巻市と南三陸町を訪れたことは有意義だったと思う。


参考サイト
南三陸町ボランティア...南三陸を片付け隊






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テーマ:東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助 - ジャンル:福祉・ボランティア

21 : 40 : 50 | 社会問題 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
お疲れ様でした。
ども! 津波の爪痕は本当に深いものですねえ。目に見えるだけでなく、底に暮らしていた人々の心にはもっと深い爪痕があるのかと思います。
それにしても東電福一の事故がなければ、復旧、復興も、もっと先が見える気がします。浅はかな人類の業なのでしょうか。
by: azm * 2011/12/20 09:11 * URL [ 編集] | page top↑
Re:
被災地域の高台移転など災害に強い町作りや、生活再建ははるかに大変そうです。

往路東京都心部では高級ベンツが何台も走るのを見ていると、

累進課税制度を元に戻し、地方を活気づけてやらないと、後々日本全体がますます衰退するように思えます。

それと、南三陸では放射線の影響は聞かれませんでしたが、フクイチ周辺では復興すらままならないでしょうね。
by: kaz * 2011/12/20 09:55 * URL [ 編集] | page top↑
復興はまだ遠し・・・
都会に住んでいると、震災は過去のもののように思えてしまいますが、現地ではまだまだですし、なにより心にうけた傷はなかなか癒されないのかもしれませんね。

僕の郷里四国でも南海地震で大きな被害をうけたので他人事ではないです。にしても、今回の大津波は映像を見るだけでも身の毛がよだちます。

by: てばまる * 2011/12/20 21:38 * URL [ 編集] | page top↑
Re:
kazも実家が海沿いの町(湘南)だったので、海岸沿いに防潮堤なるものがあるのは見てきているのですが、

今回の公立病院を見ていて、それら一般的な防潮堤をはるかに凌駕する高さだったのが衝撃的でした。

有史以来津波被害を受けている地域では、もう一度精査した津波の予測と

想定外の災害にどう対応するかを考えるべきではと、現地を見て感じました。
by: kaz * 2011/12/20 22:38 * URL [ 編集] | page top↑

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