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浮島メガソーラー見学

12月10日、土曜日。
冬型気圧配置ですっきりとした快晴。


午前中はlynnの保育園の親子参観のイベントがあった関係で
lynnの環境学習も兼ねて(?)

午後から川崎は湾岸エリアにある
浮島メガソーラーと隣接した「かわさきエコ暮らし未来館」を見学してきた。

参考:

東京電力:浮島太陽光発電所

かわさきエコ暮らし未来館

首都高速湾岸線沿い。羽田空港の隣に位置する。
敷地面積11ha


定格最大出力7000kw
年間推定発電量は740万kwhとのこと。



川崎市の土地で焼却灰の埋め立て地だったとのこと。
法規制の関係状、20年間は建物が建てられないため

有効利用としてメガソーラー発電所として利用したとのこと。





「かわさきエコ暮らし未来館」の建物

111210ukishima3.jpg


ゴミ処理センターの一角にあった。


エントランスに入ると

床一面に川崎市の航空写真の地図。

111210ukishima2.jpg


手前のI.C.の隣に一面青く見えるのがメガソーラーだ。






15時に発電所構内に入るガイドツアーがあったので参加してみる。

111210ukishima9.jpg

ゲートは施錠され「東京電力浮島発電所」と書かれていた。







入れるのは入口から直ぐの場所だけで、パネルまでは10mほどの距離があった。

111210ukishima8.jpg



ガイドの説明では「高圧電流が流れているので安全上から」

とのことだったが、


昇圧機はともかく、末端のパネル1枚1枚は、それほどでもないと思うが。。。
基本的にパネル裏側の配線も絶縁ケーブルでつながっていると思うけど。。。



もっと近づけても、可動部がないため、
音もなく発電している様子とかが分かると思うから良いと思うけどなあ。との印象。




111210ukishima11.jpg




通常住宅用では、屋根が平らな陸屋根を除き、
30°前後の設置角度が多く、この場合年間を通しての発電効率は最も良いとされる。



しかし、耐風性や前列のパネルの影の影響を考慮して、ここでは10°の設置角度という。
年間発電量の差は2~3%程度らしいが、太陽高度(角度)から冬より夏の方が発電効率は良いかもしれない。

夏のエアコンの冷房需要を下げるピークカット効果には最適かもしれない。



一方、パネルのメーカーはシャープの単結晶シリコンとのこと。
パナHITのように高温の変換ロスに強いワケではないので、
ロスはあるだろう。




他に草が生えにくい特殊な土地改良と
地盤沈下しても大丈夫なよう、

架台は長さの調節が可能で、
基礎も小さめの基礎で分散させているとのこと。




40ほどのガイドツアーの後、再び館内へ。


111210ukishima4.jpg


新しい施設だけあり、展示にはいろいろ工夫が見られた。

111210ukishima10.jpg

資源ゴミの分別クイズのゲーム


他に太陽電池の上に雲がかかると発電量が変化するのが分かる装置など。





隣の川崎市の扇島にある風力発電所の
風力発電機のブレード。

圧巻的なサイズだが、ほんの先端部分だけらしい。



111210ukishima6.jpg


断面を見ると飛行機の翼のような形状をしていた。




111210ukishima5.jpg





高さ80m。ブレード直径80m


定格出力1990kw
推定年間発電量300万kwhとのこと。

圧巻的なサイズだけに発電量も桁違い!


風力発電は、夜間も風があれば発電するので
景観問題、バードストライク問題、騒音問題が解決すれば、洋上とかは良いと思うのだけど。



浮島太陽光発電所の発電を示すモニター画面もあった。

111210ukishima7.jpg






さて、東京電力浮島発電所のHPサイトから発電量は確認出来るので
帰宅後、確認してkazの太陽光発電システムと対比してみた。


111210ukishima14.jpg

12月10日 快晴

浮島メガソーラー シャープ単結晶シリコン
最大出力 4607kw
発電量 26579kwh
設備利用率 15.8%







一方kazの三洋HIT5.0kw

111210ukishima12.jpg



発電量 25.0kw
設備利用率 20.6%




となり、設備利用率では設置角度の差が、やはり数値に出たかなとの印象。
それでもグラフカーブがほぼ同じ形状というのは、


一般住宅用もメガソーラーも、
太陽光発電は太陽光発電所で
やはり同じ傾向なんだなぁと改めて感じた。


しかし、全体的な印象としては
「うーん、まあまあだけど、3.11フクシマ後の日本のエネルギー政策的に考えると

もうちょっと工夫というより発想の転換が必要なのでは」

と感じたのも事実




さてその理由を含め、
この施設の展示内容に関して旧川崎市民として、意見をしてみました。





2008年まで川崎市麻生区に住んでいた者です。


家は都内にある普通に狭い120㎡の戸建てとなりますが、屋根形状をシンプルな切り妻にすることで、オール電化で自己消費分のエネルギーは全て太陽光発電で自給することを目標に、2年前に5kwの太陽光発電を導入しました。



結果、100%には届いていませんが、90%以上自給可能で、光熱費など経済効果もあり初期投資は7年ほどで回収が可能な状況です。


12月10日の日曜日、メガソーラーが臨海部に出来たということで、家族を連れて見学に行きました。

「川崎市エコ暮らし未来館」は環境問題に関する非常に分かりやすい展示で、4歳の娘でもそれなりに楽しんでいました。


また、浮島太陽光発電所も構内入口から少し奧、パネルまで10mほどのチェーンまで入ることが出来ました。


浮島太陽光発電所は、20年間建物が建てられないという制約があるなか、焼却灰の埋め立て跡地の有効利用としては非常に有効な活用方法と感じました。


しかし、太陽光発は設置面積あたりの発電量が小さいこと、メガソーラーの場合大量に電気を作っても6600ボルトまで電圧を上げて送電線に送るまで3割前後の電気はロスし、その後も末端の電力消費地まで送電ロスがあるのが一般的と聞きます。


一方、住宅用の太陽光発電システムの場合、配線も短く、電圧も高くないため、配線ロス(2~3%)、パワコン(太陽電池パネルで作った直流の電流を家庭用のAC100ボルト交流に変換する装置)でも94~97%の変換効率なので、10%弱なのが一般的と聞きます。


よって土地の有効利用の観点からもエネルギー効率からも、将来的にはやはり太陽光発電は各地域のなかで、戸建て住宅や集合住宅の屋根など各世帯、商業施設のや工場、事業所などの敷地、屋根、駐車場など、地域のなかの分散型のエネルギーに適していると思います。


現在、住宅用に限ると2009年から開始した、固定価格買い取り制度もあり、増加傾向が続いていますが、首都圏では屋根が狭い家もあり、また、特に資金力に余裕がある上の世代からは過去、2009年までの政策から、「太陽光発電は環境意識が強い人が設置するものでモトは取れない」という現在とは異なるイメージが強くなっているように思います。


一方、3.11巨大地震とそれに伴う、原発事故、原子力政策の見直し、でエネルギー政策は急転換を迫られており、なかでも、個人レベルで導入しやすい太陽光発電に関しては「今以上に加速度的な普及」が望まれています。


館内の展示はそれなりにありましたが、やはり「電気は電力会社の発電所が作った電気を利用させてもらうものだ」という他力本願的な印象からは抜け出てなく、


「これからは各個人、各世帯が責任を持って自分たちが消費する電気ぐらいは作る」に関しての展示がなく、それらの説明も全くなかったのが残念でした。


具体的には、戸建て住宅あるいは集合住宅に太陽光発電を設置した場合の、システム規模、エネルギー効率や、エネルギーの流れ、ライフスタイルや、省エネ効果(「エネルギーの見える化」により自然と省エネ意識が芽生えると思います)、償却年数などの展示をもっと増やし、


それとメガソーラー構内見学でもパネルに1mくらいまで近づければ、実際に可動部もなく、音もなく発電している様子や、メンテナンスが特に必要ないことから、住宅の屋根でも割とハードルが低いのではと感じてもらえるのではないでしょうか?


確かにメガ―ソーラーの運営自体は東京電力ではありますが、仮に全ての住宅の屋根に太陽光発電が乗ったとしても、夜間は発電しなくなり、悪天時は出力も小さいことから、電力会社の電力網の役割が無くなることはないはずです。むしろスマートグリッドのなかの蓄電能力の強化など、新たな役割が生まれると思いますので、福島後のエネルギー社会を見据えて必ずや理解してくれると思います。


大量に電力を消費する首都圏ならではの、将来を見据えた責任ある地産地消のエネルギーの普及に関する展示を望みます。





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