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気密性向上作戦と蓄熱暖房

このところ取材原稿執筆やらで忙しく更新がままならずすみません。


とりあえず、エコ関連で話題を一つ。



新たに導入した蓄熱暖房機、寒い部屋を急に暖める能力はない。



「ファン運転」のボタンを押すと、蓄熱レンガからの放熱が早まるが
朝のために夜中ずっとファンを回しておくと、その発熱分だけ蓄熱増しを行う。
つまりエネルギーのムダのようだ。



すでに内窓も設置済み。
他に部屋自体に工夫できないかと考えたたところ。



廊下へのドア下部の隙間が気になった。
今の住宅は基本的にバリアフリーのためか、



同時に、換気性能を持たせるためか部屋と廊下の間はフローリングが続いている。


計ってみると1cmも隙間があった。

101125kimitu1.jpg

手を当てるとマジ冷たい~!


蓄熱暖房のファンから出てきた熱を、冷房で冷ましているようなものだ。こりゃ。



kaz宅ではキッチンもIHで、
現在、石油やガスなど化石燃料を全く燃やしていないので
換気にをれほど気を使わなくてもいいだろうと考えた。



また、調べたらホルムアルデヒドなどシックハウス症候群を引き起こす
化学物質は新築2年程度は気を使った方が良い、とのことで、


もうすぐ2年だから、
まあもう大丈夫だろうとも考え気密性アップを図ることに。

用意したのは1cmの厚みがある隙間テープ


101125kimitu2.jpg


ドア底面に張る。

101125kimitu3.jpg


ドアは上下の調節も可能なようで、下側のヒンジにネジがあり、回すと微調整ができた。
ギリギリ開閉時に底のスポンジが当たらない程度まで上げて
処置後はこのような感じ。

101125kimitu4.jpg



加えて見直したのが浴室のユニットバスの24時間換気。
これは基本的に強制排気でかなり強力だ。


浴室リビングルームの間には洗面所がある。
廊下→リビングルーム→洗面所→浴室
と空気の流れがあり、


せっかく蓄熱暖房で暖めた輻射熱の空気が逃げてしまう。
そこで浴室は窓を開けて網戸を閉め

101125kimitu8.jpg




ドアの換気口は1割ほど残してテープで塞ぐ。

101125kimitu7.jpg


これで野外の空気を取り入れて換気することになる。




さて、気密性を高めた結果は。



11月24日夜、蓄熱暖房は通常通り6時~7時30分のファン運転予約として
23時の時点で20℃。ファンは切って寝る。


翌25日、朝6時30分、外気温は4.6℃(八王子気象台観測値)
室内は18℃を若干上回るくらい!


101125kimitu10.jpg




20℃は保てなかったものの、輻射熱のためそれほど寒さを感じずkazでは十分。
しかし寒がりチジュールのためにエアコンを入れると、

101125kimitu9.jpg


20分ほどで20℃まで上昇した。
その時点でエアコンは切る。
後は蓄熱暖房は7時30分くらいまでファンを回し、20℃をキープ



日中はファンを回さずとも20℃~22℃を保つ。


夕方17時くらいから蓄熱暖房のファンを回し始めると、
寝るまで部屋は寒くならず20℃を保つ。
エアコンはつける必要はない。



しかもまだ蓄熱量調節は「中」だ。

導入時には3~8畳と小さな部屋向きの小型蓄熱暖房、
アルディミニで少し不安があったが、



内窓、気密性など工夫することにより、倍ほどの空間だが、
この先12月、1月の厳寒期でも蓄熱量を「大」すれば、大丈夫かな。



朝のみ少しエアコン併用。
オール電化契約では単価が安い深夜電力時間帯である
7時までであれば光熱費コストも抑える事ができる。



蓄熱暖房はこれだけでは不安なもののエアコン併用というのは
コンビネーションとして良いようだ。
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