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マイクロ水力発電

このブログは再生可能エネルギーとして、KAZも導入している
太陽光発電について語ることが多いのですが、

今回は同じ自然エネルギーで
マイクロ水力発電について少し述べたいと思います。



再生可能エネルギーというと、最近は大規模風力発電の問題について
(低周波音、バードストライク、景観問題、故障・台風被害)しばしば耳にするようになりました。


まあ、風力発電はkwhあたりのコストが比較的安いのが特徴らしいのですが、
それも太陽光発電の拡大で今後、各メーカーが量産体制をさらに整えると、
そのメリットも薄れていくのかな???
という気もしています。やはり居住地域はもちろろんですが、自然生態系が豊かな地域でも導入には慎重になってほしいですね。


それ以外に潮力、地熱、波力などもありますが、最近にわかに注目を集めているのが
マイクロ水力発電とのこと



先日ファミリーで宿泊した、八ヶ岳にある山小屋「夏沢鉱泉」では現在、
事実上全ての電力をマイクロ水力発電でまかなっているとのことでした。

090909yatugatake2.jpg


小屋は沢にそった登山道ぞいにあるため、すぐ前には沢が流れています。
その沢の水を一部取水して、パイプで送り、落差を利用してタービンを回すというものです。


こちらは小屋の上流側にある取水口
090930suiryoku1.jpg


送水管は長さ180m、落差35mとのこと。パイプの太さは20cm

こちらの小さな小屋の中に、パイプの水が送り込まれ、
発電タービンが回って発電するとのことでした。

090930suiryoku2.jpg


そして、タービンを回し終えた水は川に戻るという訳です。



定格最大出力は5.4kwとのこと


しかし、Uさんから、その話を聞いた時、最も驚いたのが年間を通しての発電量を計算した時でした。

実は定格最大出力はKAZのソーラー(三洋HIT5.0kw)とそれほど変わらないか、若干マイクロ水力の方が多めですが、

年間発電量はKAZのソーラーの5577kwh(三洋電機シミュレーション計算値)に対し、
約8.5倍となる47304kwh
※5.4kw×24時間×365日=47304kwh



これは水力発電は天気に左右されず、昼夜関係なく、一定の発電量を保つからとのこと。

高効率ハイブリットタイプの、三洋HIT太陽電池パネルでこれなので、
他の多結晶シリコンパネルでは10倍近く差が出るかもしれません。
変換効率が低い薄膜シリコンパネルや非シリコン系パネルだと10倍以上???


「太陽光発電システムは、実際には12%ほどの効率でしかない」
と以前聞いた言葉を思い出しました。

現在日本ではマイクロ水力発電に適した沢は沢山あると思いますが、
なかなか普及しないのは、河川には水利権など複雑な問題があるとのこと。
そしてこの夏沢鉱泉は、上流過ぎて水利権は及ばない場所だからこそ実現できたとのことでした。


ps. 
とはいっても、都市などはマイクロ水力でエネルギーを全てまかなうのは、
とても無理なのは想像に難くないと思います。

地球上に降り注ぐエネルギーの資源量として考えても、
次世代エネルギーの中核は事実上、唯一無尽蔵とされる太陽光発電、

それにゆくゆくは蓄電池だと思います。


「地球上の全人類が必要とする総電力は、およそ16テラワット(1テラワット=1兆ワット)。2020年には、20テラワットに増えるとみられています。一方、地球の陸地に降り注ぐ太陽光は12万テラワット。つまり、太陽エネルギーはほとんど無尽蔵にあると言えるのです」


...ナショナルジオグラフィック日本版2009年9月号より引用





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テーマ:環境問題 - ジャンル:ニュース

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コメント
槍沢のロッジでも似たようなものを見ましたが、これで全部まかなっているというのは凄いですね。
それだけ長いパイプだと冬の間の管理が難しそうですが、そういったノウハウも山小屋間で共有され登山者の啓蒙にもつながるといいですね。
by: 吉野 * 2009/10/01 17:01 * URL [ 編集] | page top↑
re:
吉野さん、こんにちは!元気ですか?

実際に山小屋関係の人たちが見学に来ているようで、

一同に「目からウロコ」と述べているようです。

保守管理は落ち葉がたまに詰まるらしいのですが、発電小屋が離れた場所にあると、その際の復旧に駆けつけたり、また送電ロスなどもあり、

発電小屋は隣接している方が良いようでした。

というわけで稜線の小屋の場合、導入にはハードルが高そうです。
しかし化石燃料を燃やし続けるよりはより良い方法だと思います。
by: kaz * 2009/10/01 17:20 * URL [ 編集] | page top↑

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