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しばらくぶりの更新お待たせしました。
更新がままならずにいましたが、いろいろ出て、歩いて、取材などの毎日です。
26日、土曜日は霧ヶ峰
27日、八ヶ岳赤岳~硫黄岳
28日は福島県など
30日と1日は千葉県内で撮影仕事など
とあり、書くべき内容、テーマはいろいろあり、本当は個々についてそれぞれアップしたいところですが...。
さて、6月12日の朝日新聞の長野版に、この6月にKAZが八ヶ岳で実践したホテイランの保護活動について、取材してまとめてくれた記事が載りました。
時に難解な印象となりがちな希少植物の保護問題ですが、全体的によく理解してくれて、うまくまとめられているなとの印象でした。
諏訪支局の支局長のYさん、ありがとうございました。
以下、転載です。

ホテイラン「ここに自生」
「秘密」限界→公開し保護徹底
八ヶ岳で活動山荘経営者ら
絶滅危倶種・ホテイランの白生地を秘密にして保護するのはもう限界。ならば逆に公開して保護の徹底を進めようという新しい活動が、茅野市の八ヶ岳で始まった。
東京都の写真家、新井和也さん(37)と八ヶ岳山荘経営の藤森周二さん(44)らの働きかけで、茅野市も今年度から協力を始めた。自生地が札やロープで明示され、学習見学会も開かれている。
八ヶ岳のホテイランの自生地は、藤森さんが経営する美濃戸山荘から頂上方向へ5分ほどの南沢沿いにある。ホテイランは県の希少野生動植物保護条例の植物14種の中に指定されており、草丈は5-10cm。園芸種としての需要も多く、盗掘が絶えなかった。
新井さんは、首都圏や広島県などから参加した12人を自生地に案内した。ちょうど花期を迎え、針葉樹の林床の所々に薄紫の花が咲いていた。
案内札には「150㍍先に間近で撮影出来る場所があります」と明示。個体番号を振った調査札がホテイランの株ごとに立つ。「明らかにする代わりに、大切にする意識を育て、ホテイランを地域の宝にしてほしい」との願いからだ。
希少な高山植物や絶滅危倶種は、マスコミなどでも自生地が特定されないよう場所をぼかして紹介するのが一般的だった。
しかし八ヶ岳南沢のホテイランは一般登山道のすぐ横に自生。花を見に立ち寄る登山者の踏みつけ被害に盗掘も重なり、絶滅が心配されるまでに株が激減した。
新井さんは「近年はインターネットなどによって公然の秘密になり、白生地の踏み荒らしは、もはや防ぎようがなくなった」という。「将来的には八ヶ岳を保護区に指定し、希少植物の保護啓蒙の拠点にしたい」と考えている。
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