スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

シカ食害:仙丈岳

家庭の諸事情により1日だけ時間をなんとか作ったこの日、仙丈岳へと日帰り。

仙丈岳でもシカ食害を聞くため、実際に目にしたいと考えた。



夏の千丈岳は15年振り(冬は2年振りだが…)

シーズンやや遅めとあり高山植物も咲いているものもあれば果実もある。



チングルマの群生の果穂
080820senjyou_tinguruma.jpg


仙丈小屋の主人のMさんの話

「藪沢カールはまだ目立たない方だが、小千丈カール、大千丈カールではシカをたびたび見かけるようになった。標高3000mの稜線まで上がってきているようだ」

「ハンターも高齢化が進み、撃っても金にならないので、なり手もいなく減少している。1頭○万円なり補助金をつけるなりして、数をコントロールしてくれなければ高山植物もすっかり食べられてしまう」



次に馬の背へ

ここで偶然、信州大学でシカ食害調査をされているWさん、2年ぶりに会う環境省のSさん、自然環境研究センターの調査員の方々が調査されていた。
080820senjyou_chousa.jpg


この馬の背から馬の背ヒュッテ周辺は仙丈岳で最もシカ食害が激しいとされている場所である。

馬の背の稜線上のお花畑にシカ防止柵を設置するとのこと。



「この草地はシナノキンバイやクロユリが綺麗だったが、今は芝刈り機で刈ったようになってしまい、いよいよ食べるものがないのかバイケイソウまで食べられている」

と馬の背ヒュッテのKさん。



バイケイソウは有毒で食べないと、ずっと思っていたのだが、ここでは食べられていたのは驚きだった。
080820senjyou_baikeisou.jpg



代わりにタカネヨモギは食べないようだ。

そして馬の背ヒュッテ周辺は熊ノ平周辺と同じく一面マルバダケブキだった。
080820senjyou_marubadakebuki.jpg



そして今年の8月に設置したというシカ食害防止柵。

伊那市が設置したというが、これも小屋周辺の一部のみで費用も480万円くらいかっかとのこと。
080820senjyou_saku.jpg

柵で囲われていない草地も沢山ある。


シカは1日に体重の10%に当たる3~5kgもの草を食べるという。

南アルプスで推定で3万頭いて、年2割の割合で増えているとされるシカに対し、柵はほんの一部だけなので、効果は限定的で抜本的な解決にはほど遠いと感じる。



しっかりと流通ルートも確立させ、若手ハンターも育成し、撃って頭数をコントロールする以外、長期的な解決にならないと感じるのはKAZだけでしょうか?

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:生物学、生態学 - ジャンル:学問・文化・芸術

12 : 14 : 44 | 環境保護問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<エノキ | ホーム | ホテイランの保護に関して要望書を提出>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://araikazuya.blog97.fc2.com/tb.php/232-e0181c19
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

kaz-arai

Author:kaz-arai
山岳、植物、自然科学、環境系の各種媒体を中心に、撮影、執筆をはじめ広く活動しています。
多摩丘陵の自然豊かな里山に住んでいます。
HP「新井和也フォトギャラリー」では作品を始め、出版物や機材装備インプレッションなども行っています。是非いらしてくださいね。

最新情報はFaceBookでも発信しています。ご気軽に申請どうぞ。

リンク

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

Amazon商品一覧【カテゴリ別】

オススメ新刊本

最近のトラックバック

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitter

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。