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八ヶ岳、美濃戸:防鹿柵設置工事

10月21日に八ヶ岳の美濃戸で防鹿柵の設置工事がありました。



kazが保護活動に関わってきたホテイランの自生地ですが、
八ヶ岳全体のシカ食害の激化に歩調を合わせるように



3年ほど前からシカ食害に伴う、環境変化が懸念されるようになってきました。


121021minoto-5414.jpg

もはや美濃戸に白昼堂々と現れ




シラビソの若木もこの状態に。

121021minoto-5891.jpg



将来的に次世代の幼木が育たず、森の更新が出来ず、


一斉倒木などの要因でラン科植物などは、環境変化により消えやすいため
消滅してしまう危険性もあり得ます。



危機感を持った地元がホテイランなど、いくつかの貴重なラン科植物の遺伝子資源を保護するため
要望し、長野県が予算を組み、柵を設置することになりました。


その場所は自生地内で特にまとまった個体数が出現する所で


kazも柵の設置区域の策定などで協力してきましたが、
工事当日も見て参加してきました。


121021minoto-4990.jpg

当日、八ヶ岳の赤岳天望荘グループ社長の藤森さん、
地元保護団体である茅野市ミヤマシロチョウの会の皆さん、天望荘グループのスタッフの方
防鹿柵資材業者の方、

長野県庁自然保護課、諏訪支庁、茅野市の行政担当の方が参加。



支柱を打ち込みハンマーを使って打ち込みます。
子供さんも参加していました。

121021minoto-5011.jpg





昼は美濃戸山荘でバーベキューをして、

121021minoto-5079.jpg



支柱の次は金網の貼り付け、固定。

121021minoto-5093.jpg

高さは約2m。傾斜地ということもあり、
シカの飛び越えを勘案して高めです。



で21日までに作業済みの分を合わせ、夕方までにほぼ完成しました。


柵のなかは

遺伝子を保護する核心的保護区域「コアゾーン」として、
今後は、学術調査や研究などの目的以外は人の立ち入りも制限されることになります。




一方、南沢登山道沿いは緩衝区域「バッファーゾーン」として
今後も、利用と保護の両立の促進を図ることになります。
今まで通り、保護ロープを越えずに観察が可能です。



で、作業に参加された皆様、お疲れ様でした~。(^^)


もちろん、シカに対しては、これで万全ではなく、エリア全域的に
今後個体数調整の必要性は変わらずに高いのですが、


人為的な要因に対しては来年以降、これを機にさらに注目され、
保護体勢も強化されることでしょう。


よって今後とも皆様のご理解とご協力のほど
よろしくお願いします。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



この日の美濃戸周辺から



紅葉の木々越しに見る阿弥陀岳

121021minoto-5082.jpg


絶好の登山日和で登山者の往来も多くありました。




黄色から橙色へ、しっとりとと紅葉したミズナラの葉


121021minoto-6371.jpg




鮮やかに紅葉したツタウルシ

121021minoto-6409.jpg



紅葉が真っ盛りでもありました。











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テーマ:生物学、生態学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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コメント
柵が有効
 撃って処分できないとなると対策としてはやっぱり柵がいいのでしょうね。

 戦場ヶ原でも柵が有効なのは証明されましたが結果、尾瀬地域に侵入してきちゃいました。尾瀬は特別保護地区というのが対策の壁になってるようです。 杭一本打つにも複雑な許可がいるらしいですから。でもそんなことを言ってると取り返しがつかなくなるので何とかしてほしいです。

 特別区からちょっと外れた大清水では簡易的な柵が張られてますが、冬には撤去されます。

by: てばまる * 2012/10/29 09:57 * URL [ 編集] | page top↑
Re:
こんにちは~。コメントありがとうございます~。

猟友会も急速に高齢化、生業になりにくいため、ハンターの数も減少し続けているため、シカが増えるのも無理がない状況です。


柵は、設置には予算がかかる上、やはり広範囲にはなかなか難しいのが現状ですね。


ここは資材のみで、設置は基本ボランティアと小屋スタッフでしたのでまだ少なめだと思いますが。。。


尾瀬とかは


やはり、生態系バランスが崩れるほど増えすぎているシカの個体数が適正レベルまで減ってくれないと厳しいですね~。



by: kaz * 2012/10/29 18:49 * URL [ 編集] | page top↑

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