夫が旅立ってしまってから、一年が過ぎました。
皆さまからのご厚志に、この場を借りてお礼申しあげます。
一周忌の節目に、夫の思いを形にしたいと考え、365日の日めくりカレンダーを作成しました。
八ヶ岳山荘、三つ峠山荘、アポイ岳ファンクラブで、販売しております。
売り上げをそれぞれの山の植物保護基金にしたいというのも、このカレンダーを作成したねらいです。
この主旨に賛同していただき、ご協力いただけると幸いです。
新井千鶴(妻)
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なかなか更新が滞りすみません。m(_ _)m
7/6 富士山周辺の山
7/7 白馬周辺
7/9~7/10 東北朝日山地
7/13 志賀高原
7/14~15 大峰山地
と山続きです。(^^;)
でまず先に久しぶりにプリウスネタで。

※7/13草津~志賀高原間の日本国道最高地点にて
7/14に奈良県大峰山地山行往復で、
まだ2年立ってないものの
ついに6万キロを超えました。

6万キロまでは一般保証の範囲内だったのでこの先は。。。
それにしても燃料コストが半分以下になったためか、
走行距離が伸びているようです。(^^;)
この時は途中給油なしで奈良県往復し、
無給油走行距離も更新して1142km。

燃料は45.01リットル入りました。(満タン法燃費25.4リットル/km)
燃料口ギリギリまでの「満腹給油」では30プリウスは
47.3リットルらしいのであと2リットル余裕があったかなと思います。
もちろん、これはTHS-2の特性を掴んだ運転技術に加え
車両自体も純正仕様ではなく、燃費向上マフラーや軽量ホイール、
そしてオイルによるところもあると思います。
でオイルですが、
ディーラー任せだと3000km毎に鉱物油のトヨタ純正キャッスルになってしまうので
kazは100%化学合成オイルを入れています。
化学合成オイルは熱変性に強いなど質が高く、1万キロでも大丈夫というので、
前車レガシイの時から1万キロごとに化学合成オイルにしていましたが、
HV車の場合、エンジンは走行中停止していることも多く、モーター駆動も加わるため
オイル交換サイクルも長めで大丈夫と言われています。
ここ3~4回ほどはモービル1の0W-20のHV・省燃費車専用を入れていて

今回14000kmで交換した際に聞いたところ
汚れ具合は「そこそこ」という返事だったので、もう少し
15000~17000km程度でも大丈夫かな、という印象でした。
それでもjmsでフィルター交換こみで7600円程度だったので、
4000円程度のディーラー任せの純正キャッスルよりは安く済むと言えそうです。
7月1日は稚内から利尻島へ。

その足で利尻山へ登山する。
沓形登山口から登山開始。
利尻山へ登るのはこれで4回目だが、うち2回は鴛泊コース往復。
1回は沓形→鴛泊
今回は沓形コース往復だ。
ところが、行きのフェリーに乗っている時から気になっていたが、
山頂に笠雲がかかり、やはり風がかなり強そうだ
マイヅルソウの群生

ゴゼンタチバナの群生

エゾツツジの群生

8.5合目三眺山からの利尻山仙法師稜とガスがかかる稜線

チシマイワブキ

今回、最大のターゲットである高山植物がが見当たらなかった。
2006年6月末に確かに確認して、その時はロープがなく泣く泣く
撮影は諦めざるを得なかった。
そのために今回はかなり充実した装備となったが、
ものすごい砂嵐に阻まれ、またかなわなかった。

そして、登山道は改修が進められていた。

6月6日は祖母山に登山することにした。
北谷登山口から山頂を目指す。

登りは風穴コースから。
風穴を過ぎるとコースは岩場が多くなり、所々にロープやハシゴもあるものの、
道はしっかりと整備されていて問題ない。

この山は山頂付近はブナの原生林となっている。
ミヤマキリシマで華やかなイメージの九重連山とは異なり、
訪れる登山者もぐっと少なくなった。

原生林の岩場で足下には紅葉の葉?

よく見るとヤマグルマ(ヤマグルマ科)の葉だ。
常緑樹は春から夏にかけて葉を落とす。
ヤマグルマは荒々しい地形に生え、被子植物ではもっとも原始的な
仮道管をもつことで知られる。

山頂付近には岩場にミヤマキリシマもあり、霧の中で神秘的に咲いていた。

またコース沿いの岩場で分布域が限られた希少種の樹木である
ヨウラクツツジも見かけた。やはりこのコースで正解だった。

山頂に近づくとオオヤマレンゲが多くなるが、これはまだつぼみ。
霧が時々切れる山頂に立った。
九州2位の高峰は豊かな自然林に囲まれていた。


帰りは周回コースで三県境経由で下山。
なかなか味わい深い山だった。
機会あればオオヤマレンゲの頃にまた登りたいと思った。
6月5日は九重連山の久住山へ。
坊がツルにテント泊の方がルート的にはすっきりとしたが、
テントを持って来なかったため、牧ノ戸峠からの往復とした。ついでに九州最高峰の中岳も目指す。
峠から40分ほど登ると目指す山頂とそのルートが見渡せる。

前日の平治岳ほどではないが、久住山もミヤマキリシマが道中所々に咲いていた。

阿蘇の山々も見渡せた。

山肌の岩場にはミヤマキリシマが咲く。
山頂は曇り、展望は良かった。

この山も前日同様賑わっていた。
久住山に登頂後、次に中岳へ
低木に覆われた山だったが、よく見ると葉が無く
枯れているような木が多い。

よく見ると動いているたくさんの虫。
ミヤマキリシマを食べる、地元では「尺取り虫」と言う虫だ。

聞いて見るとここ最近は「食害」が激しく
対策としてヘリコプターで殺虫剤をまいているのではといううわさも。。。
また、4月~5月に雪が降ると虫がかなりやられ、
花が綺麗な年になりやすいとのこと。
ミヤマキリシマも微妙な気候と生態系バランスから成り立っているのだろうか?
山頂からは前日に登った平治岳と遙か遠く大分の名峰、由布岳が見えた。
個人的にはヒマラヤのマチャプチャレに似ていると感じた。

このルートは木の花がが多く、ベニサラサドウダンも初めて見た。

下山後は阿蘇へ移動。
そこで長年見たかった阿蘇の草原に生える、絶滅危惧種で種の保存法の希少種

ハナシノブ(ハナシノブ科)が綺麗に咲き始めていた。
北岳のミヤマハナシノブより背が高い!
6/5は九重連山の平治岳と大船山へ登ることにした。
神奈川県出身では「おおふな」と呼びたくなるが「だいせんざん」と読むらしい。
天気は良くなりそうだ。

ビジターセンターがある登山口である長者原から登山開始

ザックの背面にはGOALZERO太陽電池があり、携帯電話を充電している。
今回1週間、シガーソケットやAC100vは全く使わず、
全てGOALZEROで事足りた。
最初は森の中を登り、緩やかに下ると視界が開けて、坊がツルの先に
大船山と平治岳が見える。

2時間弱で坊がツルへ。湿地と草地がありテントサイトは気持ちよさそうだった。
山の宿、法華院温泉は人気の山小屋で、このミヤマキリシマの時期は予約でないと
泊まれないらしい。
すれ違う登山者に聞いて見たところ、
大船山はミヤマキリシマがやや早めで、今満開なのは平治岳とのことで、平治岳に先に登る。
途中の道はものすごいぬかるみだった。
稜線上のコルまで登ると、突如として別天地のような光景が。

登山道は上りと下りが分かれている。それほど人気の山らしく、
平日にもかかわらず、登山者で賑わっていた。
山頂へ続く、前衛峰まで登ると山頂が見えたが、これがまたスゴイ。

山頂も大賑わい

タイマーで満足に写真も撮れず。。。
でも、それを打ち消すくらいの魅力がある!
山頂からの風景

中央左のピークが九州最高峰の中岳。
このミヤマキリシマが織りなす独特の山岳風景は強烈で印象的。

本州中部以北の高山帯のお花畑とはまた違う魅力を感じた

なかなか更新が滞り気味ですみません。
原稿書きや取材が続き、
今週は17日の月曜日から21日の金曜日まで、
八ヶ岳や櫛形山で取材などの予定です。
で3日の阿蘇山のミヤマキリシマの群生です。
はっと、するほど美しい光景でした。
阿蘇高岳



この日はガスの中を登りましたが、
ガスが切れてこの風景が出現した時、
これが自然の風景なのだろうか?
と一瞬目を疑うほどでした。
6月1日は鳥取方面へとはるばると移動。
中国地方の名峰、大山を登ることにした。
初めてだ。
大阪付近の中国自動車道で渋滞もあり、結局昼前になりそうだったため、
大山は2日に登ることにして、鳥取砂丘などを見て登山口に入った。
翌2日はなんと山開きで、日曜日のため登山者でかなり賑わっていた。
夏山登山コースから登り始める。標高1700mの山頂まで標高差約900mだ。

途中ブナ林が見事な場所もあった。
山頂に近づくと木道になる。
背景は米子の街並み

夜半から降っていた雨だが、行動中はほぼ止んでいたが、
どんよりとした空だった。
山頂も大賑わい。

山頂の標識がある弥山から縦走路が続き、奥の剣ヶ峰の方が明らかに高いが、
残念ながら通行止め。。。

大山は非常に崩れやすい岩質で山頂付近は今でも荒々しく崩壊が進んでいる。

遠く離れた西日本の山ではさすがに知っている人はいないだろうな、
と思いきや、なんと偶然にもレンジャー服を着た環境省のAさんがいた。
最初は北アルプスの穂高岳山荘で会い、
今年3月「山と渓谷」取材で訪れた静岡市の日本高山植物保護サミット
でも再び会いシカ食害についていろいろ伺った。
下山は元谷から大山寺方面へ。
途中はブナ林が見事だった。

大山の北壁。
なんとなく印象が谷川岳の一ノ倉沢に似ているような。。。

崩壊が進んでいるらしく、この時もガラガラと音を立てて石が崩れ落ちていた。
杉の巨木もあった。
おそらく天然スギだろう。

大山寺は素朴で味わい深い山の寺だった。

この日見た植物
ダイセンキスミレ

ダイセンクワガタ

ダイセンミツバツツジはもう終わっていた。
仕事の掲載誌の案内となります。
岳人別冊 夏山 2013 発行:東京新聞
定価:1100円

今回の夏山ではいつも担当している自然保護企画がいよいよ三ッ峠でした。
P192-200 日本の山岳環境を考える 三ッ峠
盗掘とシカ食害から至宝の希少種アツモリソウを守れ
kazが初めて三ッ峠でアツモリソウを見た2003年から10年間の
保護活動との関わりを9ページにわたりルポしています。
特に最近3~4年の三ッ峠でのシカ食害の確認から始まり、
防鹿柵の設置の決定、保護組織三ッ峠ネットワークの発足と
保護活動の前進には目を見張るものがあります。
それらの歩みをまとめた記事となっています。
記事のサブタイトルである
隠す保護から開かれた保護へこの10年間の活動は、文字通りではないかと思います。
そして結果的に良い方向へ進んでいると確信しています。
保護関係者にも役立つ内容ではないかと思います。
他に中央アルプスルポ取材の記事が3ページ分担当となっています。
よろしくお願いします。m(_ _)m
5月から6月にかけて山行脚で
5/30-31 八ヶ岳
6/1 八ヶ岳→鳥取
6/2 大山登山
6/3 鳥取→熊本→阿蘇山登山
6/4、6/5 九重山
6/6 祖母山登山
6/7 熊本→八ヶ岳
6/8-6/9 八ヶ岳
と10日間ほど家を留守にしていたため遅れての報告です。
2013年5月の発電実績となります。※三洋HIT5.0kw (210W×24 6直4系統) 2009年5月連系
発電量 743kwh
消費量 476kwh
売電量 592kwh
買電量 325kwh
自給率 100%太陽光発電を設置してから4回目の5月です。
ちなみに
1年目(2010年)は655kwh。2年目(2011年)は549kwh、3年目は(2012年)は649kwhでした。
三洋電機シミュレーション値の発電量561kwhに対しては
131%と大幅に上回りました。(^_^)月初めでは夢の800kwh越えかも、とほくそ笑んでいましたが
結局2012年8月の751kwhにも及ばず、歴代2位の月間記録となりました。
1日あたりの平均は約23.9kwh
システム1kwあたりでは4.75kwh。
設備利用率は19.8%でした。※自然エネルギーでは、発電効率を示す指標として使われる。
5kwのシステムが24時間フルパワーで発電した場合を100%として、
夜間は発電しなく、天気も悪い時も発電量がが伸びないため実際の稼働率を示す数値。
太陽光発電の場合、年間を通じて日本では12%程度とされる。
消費電力も、大幅に減り電力自給率も100%を超えています。
1日平均では15.3kwh。
電力自給率は156%
売電は592kwhで発電量の80%。

こちらは日毎のデータ
発電量

最高は17日の32.1kwhで、30kwh越えが4日
消費量

売電量

買電量

発電量と消費量

こちらは売電量と買電量

こちらは前月との消費量の比較

大幅に減りました。
で、今月も太陽に感謝でした。





















さて、茅ヶ崎市の実家ソーラーフロンティアCIS5.25kwとの発電量バトルの結果は、
844kwhで設備容量1kwあたりの発電量は160.76kwh
かず発電所は147.42kwhだったので
30km離れているため単純に比較できませんが、
やはり逆転されました
設置角度が20°と浅く、
朝夕の陰の影響がある(平屋だが、両隣は2階建て)実家の場合、
冬場は厳しい結果が出ましたが、
陰に強く、曇天など低照度時に本領発揮となるCISの特性からも
この先はおそらく10月までソーラーフロンティアCISの方が上回るでしょう。




















5月30~31日は八ヶ岳の美濃戸へ。
ホテイランの保護活動&調査だ。

2008年から始め、2009年から現在の形式で続けている保護活動も4年目。
地元保護団体が次第に積極的に保護活動に参加するようになった。
ホテイラン保護活動2010今後、将来的には地元が主体となっていくと思われる。
今年は地元から3人を含む7人で行った。
昨年と同様、緩んだロープの張り直しを行うが、
残念ながら、今年は南沢の登山道脇では花が少なめだった。

もっとも葉はあるので休眠しているだけと思う。
研究者によると少しのストレスでも休眠するようだ
これがオーバーユースによるものなのか。
あるいはシカなのか?
気がかりだが、今年1年では結論づけはまだ早く
来年以降も注意深く見る必要があるかもしれない。
きっと、今年訪れた方はややがっかりだったもしれないが、
大局的な視点でみてほしいかも。。。
さて、今年もまた八ヶ岳の山域全体で激化しているシカ食害だが
周辺の森でもさらに樹皮はぎが目立つようになっていた。

昨年シカ対策で長野県が主導して資材購入し
山小屋(赤岳天望荘グループ)と地元保護組織が協力して設置した、防鹿柵のなかは
花の個体数はそれほど変わらず印象で、いつも通り多く咲いていた。
八ヶ岳、美濃戸:防鹿柵設置工事(2012年10月21日)人為的に加えシカの影響がなくなったため、
このエリアのなかでコドラート調査を行うことにした。

コンサル時代に行ったことがある調査方法だった。
1m×1m(うち1カ所は1.5×1.5m)の方形区を設定し、
その中の個体を全てマーキングして、大きさ、花の有無など経年変化を追う。

生態についてよく分かってなく推測の部分も多くあるとのことなので
今後は研究者によるアドバイスなどを受けながら進めていく予定だ。

※1年目と推測している葉。長さ4mm程度
5年、10年などの長期的なスパンでデータを積み重ねる予定だ。
もちろん、これ以外に研究者が学術研究でこのエリアで調査を行うことは
柵を管理している赤岳天望荘グループのFさんも歓迎とのことでした。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
唇弁がピンク色を帯びた個体。

葉の裏は赤みを帯びる

こちらはイチヨウランのコンビ

オオカメノキの花が散る頃だった。

27日はチジュールが休みのため
lynnを連れて高尾山へ。

6号路から歩き始める。
大径木のモミが交る自然林が広がる。

セッコクは7~8分咲き程度だった。

しかしlynnのお気に入りはこちら水遊び場?

気付いたら流れの中にジャブジャブと。
ゴア靴だったから良かったものの、通常の靴だったら浸み込んでいただろう。
他にも水遊びをしている子どもがいた。
途中に小学校5年生の子ども4人のグループがいて、
途中から山頂まで負けじと走って登った。

この日は学校遠足に加え、運動会の代休らしく、
小学生くらいの子どもが多く、山頂は多くの子どもで賑わっていた。
案内板ではなじみ深いホオノキがあった。

鳥の鳴き声の図鑑で聞いてみたり

ただし、kazはあまり詳しくなく、ウグイス、ホトトギスなど特徴ある声なら分かるが
それ以外はわかりにくい。。。
城山への稜線を登る。

途中オオバウマノスズクサを観察。

花はサキソフォン型だ。

自然が創り出す造形は面白い。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
この日の植物
マルバウツギ(ユキノシタ科)

今高尾山ではこの花が一番多いようだ。ただのウツギに比べて花はかなり豪華で綺麗な印象
葉は触るとザラザラするので、子どもには「ザラザラ」と言っている
イナモリソウ(アカネ科)...ホシザキイナモリソウとされているタイプ。

ツレサギソウ(ラン科)

だと思うが、花の様子がどうも同じ地域で別の場所と
若干異なる様子だ。

トウゴクシソバタツナミ(シソ科)

ハンショウヅル(キンポウゲ科)

木々の花を中心に、よく見ると草の花もちらほらと咲いていました。
5月26日は丹沢山麓へ
Face Book で知り合った虎谷健さんのお誘いで狩猟体験に参加・見学させていただくことに。
Hug!Hug!Natureもちろん狩猟と言っても免許がなければ銃に触れることは出来ないので、
ハンターに同行して狩猟現場を見ることです。
ハンターであり、料理人でもある立場として
現在、急速に進むハンターの高齢化(平均60歳以上!)
を前に若手のハンターを増やすべく、
ハンター体験のプログラムを昨年から行っているとのことです。
5月は月2回、6月も2回ですが、夏場はいったん中止して、
次は秋以降とのことです。
kazの他に参加者は3人、40代で、うち一人は女性でした。

ヤマビル対策のため長靴にガムテープを巻いてすぐに登って上がらないようにしました。

通常、狩猟の期間は11月くらいの秋から春までの冬場が中心で、
かつて日本に中山間地域の文化がしっかりと根付いていた頃は
農閑期に狩猟を行っていたようですが、
現在はオオカミも絶滅して、中山間地域文化の衰退、
輸入肉など飽食の時代となり、シカは激増。
あちこちで食害、農林被害などが目立つようになり、
行政は対策として、狩猟枠の拡大、禁猟動物→オスジカ解禁→メスジカ解禁→狩猟期間の延長→頭数制限の撤廃→管理捕獲で補助金の支給と続いていますが、頭数が減らず、手を焼いている自治体が多いのが現状です。
この地域も有害鳥獣駆除という形で通年、猟は行われているようでした。
ただ、狩猟だけでは生業として成り立たないため、
平日は別の仕事を持ち、土日など休日に狩猟を行うことになっているのです。
一番の若手は33歳でしたが、後はやはり高齢化が進んでいるようでした。

シカの足跡など見極めて、10~15人程度でグループ猟として、
どのようにシカを追い詰めるか作戦を立てていました。
そして、猟犬の登場。

現在は犬が発信器をつけ、GPSで位置確認をするなど
装備もそれなりに進歩しているようです。

帽子には「大日本猟友会」のロゴが。
目立ちやすい服を着るのがポイントだそうです。

勢子長(〔解説〕巻き狩りの際に動物を追い立てる 役の人)のKさん
ライフルを背中に斜面を軽やかに登っていきます。

ちなみに最初は散弾銃で、10年の経験を積むとライフルが所有できるようです。
この日取れたシカは2頭。
うち1頭は銃で仕留めたものはkazはその現場には居合わせてなかったものの、
もう1頭は若い猟犬が湖に追い詰め、湖で格闘の末
シカが絶命したようでした。

仕留めたシカは現場近くでさばきました。

神奈川県には現在、シカの食肉処理・加工場がないため、
基本的には自家消費です。
この取り組みは長野、北海道の一部地域では進んでいて、
処理場に運び込むと、ハンターも適切な対価を受け取ることが出来て
市場にも安心安全なジビエ肉として流通出来るのですが、
神奈川ではまだこれからの課題のようでした。
で、虎谷さんがミゼットカフェで提供している
シカシチューもプログラムの1つとしてあったので
食しました。

これがメッチャ美味い。柔らかく
きっと仕込みなど結構手間がかかっていることでしょう。
やはり料理人でもあると感じました。
ただ、肉は先に触れた安全衛生上の観点から
北海道・知床産の食肉加工場で生産されたエゾシカ肉を使っているとのことでした。
週末は時々東京青山・国連大学前ファーマーズマーケットで出店しているので、
一度食べて見ると「シカってこんなに美味かったの」と気付くと思います。
5月26日
富士山が見えるその高原で
初めて見ました。

シロバナサクラスミレ


アルガスミレ(スミレ×サクラスミレ)

芽吹き始めた緑と、散り始めた桜と

山麓には山とのつながりを大切にしてきたであろう中山間地域が広がっていました。

5月は割と天気が良い日が続いたため、
割と順調に発電していますが、
天気が良いとなると、撮影に出る日が多くなり、
27日までは連日山で外出が続き、少々疲れ気味です。(^^)
さらに30日から6月9日まで、八ヶ岳の他、中国、九州地方の山行脚の予定です。
よって5月の発電結果の報告は遅れそうですが、
※29日の時点で709kwhその前に5月29日で「かず発電所」は連系開始から4年が経過しました。

特に目立ったトラブルも全くなく、至って順調です。

発電量 27767kwh
電力自給率 90%となりました。
売電量は21130kwh
売電率は76%です。
1年あたりの平均は6941kwhメーカーシミュレーション値が5475kwなので
シミュレーション値比127%となりました。
設備利用率は15.7%でした。
☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★
思えば、この4年間の間に太陽光発電の普及はかなり進んできたと思います。
「ウチも設置しました」という報告も1,2件ではありません。
その間に東日本大震災と原発事故もありました。

FIT制度の後押しもあり、
導入コストも当初の狙い通り、無事に下がり続けているようです。
メガソーラーに関しては最近は系統接続拒否など聞くこともありますが、
住宅用太陽光発電はこの勢いはもう止められないでしょう。
将来の日本の資源エネルギー政策を足下から支えられるよう
ますますの躍進を期待ですね。

5月24日、南アルプス山麓へ。

第一目的は他にあったものの
シナノコザクラもまだ綺麗に咲いていました。



ミヤマスミレ

ハウチワカエデ

以外と身近な山にもありました。

雌しべの先端がより強く曲がるのが特徴です。
ハクウンボク

エビネ

緑花の個体
イナモリソウ

花弁が4枚のタイプに
花弁が多く切れ込むタイプ。
